前回の記事では全てデフォルト設定のままとりあえずメールを送信してみましたが
今回は、運用上問題ないレベルでの設定をしていこうと思います。
設定ファイルは
・/etc/postfix/main.cf
を編集します。
今回の目的は監視システムの障害通知用に使う送信専用のメールサーバーですので
これに合わせた設定になります。
main.cfの編集
編集した部分と気を付けなければいけない部分は下記のとおりです。
myhostname = mail.hogehoge.net mydomain = hogehoge.net myorigin = $mydomain inet_interfaces = localhost
自分自身からメールを送信するだけで
他のサーバーからのメール中継などをしないのであれば
これだけの設定で問題ないかと思います。
設定した内容の詳細については下記のとおりです。
【myhostname】
ホスト名を設定します。
【mydomain】
ドメイン名を設定します。
【myorigin】
送信メールアドレスの@以降のドメインを設定します。
【inet_interfaces】
postfixが待ち受けるインターフェイスを指定します。
今回は自分自身からのメールのみを受け取る設定にするためデフォルトの【localhost】のままとします。
【all】にすると外部のSMTPサーバーとのやり取りが可能になります。
設定が完了したら【Postfix】を再起動します。
[root@localhost ~]# systemctl restart postfix
では送信してみます。
[root@localhost ~]# echo "これはテストです" | mail -s "テスト" -r surv@hogehoge.net 【宛先メールアドレス】
結果は下図のとおりです。
送信専用だと非常に簡単な設定で運用が可能です。