中堅プログラマーの備忘録

忘れっぽくなってきたので備忘録として・・・

【FlashDevelop】AdobeAIRアプリケーションの開発環境を構築する

1.AdobeAirとは

Adobe AIRは異種OS上で共通に動作するランタイム環境です・・・

【Flash】のサポートが2020年に終了すると発表されていますが
【Air】についてはサムスンの子会社であるHARMAN社に移管され
開発は継続すると発表されています。


今更【Air】と思うかもしれませんが、
どんなものでも一長一短ありますので、使える場面はあるかもしれません。


今回は統合開発環境として【FlashDevelop】を選択し
実際に開発環境を構築していきたいと思います。

2.FlashDevelopとは

FlashDevelopとはオープンソースの統合開発環境になります。


今回は【ActionScript3.0】で開発を行う予定ですが
【JavaScript】や【PHP】、【C++】等、サポートしている言語は多岐にわたります。
下記よりダウンロードします。

www.flashdevelop.org


exe版とzip版がありますが、今回はexe版をダウンロードしました。
※最新バージョンは5.3.3でした。(2019/12/17時点)

3.インストールする

ダウンロードが完了したらインストーラーを実行します。
インストールする環境は【Windows10】になります。

インストーラーを実行すると2つの警告ポップアップが表示されます。


1つ目

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FlashDevelopをインストールする前にFlashPlayerをインストールする必要があります。
という内容になります。
今回はAirアプリケーションの開発になるのと、今更FlashPlayerをインストールするメリットはないので、これは無視します。


2つ目

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FlashDevelopをインストールする前に32ビットJavaランタイム(1.6以降)をインストールする必要があります。
という内容になります。
【FlashDevelop】の動作に必要なのでこれはインストールします。


下記サイトよりダウンロードしインストールします。
32bit版なので【Windows オフライン】をクリックしてダウンロードしました。
java.com


実行すると下図のとおりインストールが開始します。
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【JRE】のインストールが完了したら、【FlashDevelop】をインストールしていきます。


実行すると下図のとおり表示されますので【Next】をクリックします。
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私はデスクトップにショートカットを作りたいので
【Desktop Shortcut】にチェックを入れ【Next】をクリックします。
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インストールフォルダに変更がなければ【Install】をクリックします。
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インストールが開始されます。
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インストール終了になります。
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4.日本語化する

では早速【FlashDevelop】を実行します。
ウィンドウが開いたら
【Tools】→【Program Setting】を開きます。
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下の方にある【Locale】にある
【Selected Locale】が【en_Us】になっているので
これを【ja_JP】に変更します。
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【FlashDevelop】を再起動すると日本語化されていることが確認できます。
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5.プロジェクトを作成する

【FlashDevelop】のウインドウから
【プロジェクト】→【新規プロジェクト】をクリックします。
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【Air AS3 Projector】を選択し【OK】をクリックします。
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【Author】の入力画面になるので適当に入力して【OK】をクリックします。
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これでプロジェクトの作成は完了になります。

6.Apache Flex SDKをインストールする

AIRアプリケーションの開発の為にこれが必要になります。
まずは下記サイトにアクセスします。

flex.apache.org


【Download Apache Flex SDK Installer 3.3.2 (binaries)】にある
【apache-flex-sdk-installer-3.3.2-bin.exe】
をクリックしてダウンロードします。(2019/12/17時点)


ダウンロードが完了したらインストーラーを実行します。


実行すると下図のとおり表示されます。
問題なければ【続行】をクリックします。
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問題なければ【同意する】をクリックします。
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バージョンに指定がなければデフォルトのまま【NEXT】をクリックします。
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インストールフォルダに適当な場所を指定して【NEXT】をクリックします。
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下図のとおり選択して【Install】をクリックします。
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インストールが完了するまで待ちます。
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完了したら【CLOSE】をクリックで終了です。
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7.プロジェクトにSDKを設定する

【FlashDevelop】のウインドウから
【プロジェクト】→【プロジェクト設定】を開きます。

【SDK】タブにある【カスタムSDK】に先程インストールしたパスを設定します。
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以上で開発環境の構築は完了です。
今後【AdobeAir】関連の記事を上げていければと思います。