中堅プログラマーの備忘録

忘れっぽくなってきたので備忘録として・・・

【PostgreSQL】インストールから初期設定を行い動作確認を行う for Windows

1.概要

無料のRDBは何がいいのか?
【MySQL】【PostgreSQL】【MariaDB】
が有名どころかとは思います。
システム要件によって使い分ける、、、
というよりは客先要望によって決まってたりが多いでしょうか・・・

今回は【PostgreSQL】のインストールから初期設定を行ってみます。
【PostgreSQL】のいいところは【BSDライセンス】であることかなとも思います。

【MySQL】については下記の記事を参照下さい。
www.chuken-engineer.com


2.ダウンロード

下記URLからダウンロードを行います。
開発環境はwindowsです。

www.enterprisedb.com
バージョンは【14.1】でした。

Windows x86-64にある【Download】をクリックします。
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3.インストール

【postgresql-14.1-1-windows-x64.exe】
を実行してインストールします。


インストーラーが起動して、【Setup - PostgreSQL】が表示されます。
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【Next】をクリックします。



次は【Installation Directory】が表示されます。
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変更がなければそのまま【Next】をクリックします。



次は【Select Components】が表示されます。
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インストールするコンポーネントを選択します。

■PostgreSQL Server■
PostgreSQL本体


■pgAdmin 4■
グラフィカルなユーザー・インターフェイスを持つ、 PostgreSQL専用のデータベース管理クライアントソフトウェア。
CUIではなくGUIで操作可能なアプリといった感じ


■Stack Builder■
PostgreSQL 用のツール、ドライバ、アプリケーションなどを追加でダウンロードし、インストールできます。


■Command Line Tools■
コマンドラインツールとlibpq、ecpg、pg_basebackup、pg_dump、pg_restore、pg_benchなどのクライアントライブラリをインストールします。


必要コンポーネントを選択し【Next】をクリックします。



次は【Data Directory】が表示されます。
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変更がなければそのまま【Next】をクリックします。



次は【Password】が表示されます。
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【postgres】という名前のスーパーユーザーのパスワードをここで設定します。
【Next】をクリックします。



次は【Port】が表示されます。
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【PostgreSQL】に接続するポート番号を設定します。
【Next】をクリックします。



次は【Advanced Options】が表示されます。
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ここでは【C】を選択します。
理由は下記に記載があります。
lets.postgresql.jp
【Next】をクリックします。



次は【Pre Installation Summary】が表示されます。
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ここまで設定してきたまとめが表示されます。
【Next】をクリックします。



次は【Ready to Install】が表示されます。
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インストールの最終確認です。
【Next】をクリックします。



インストールが開始されます。
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インストール完了になります。
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【Finish】をクリックします。


4.動作確認

早速バージョン確認を行ってみます。

>psql --version
'psql' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

環境変数にPathを追加する必要があります。
【システムのプロパティ】の【詳細設定】タブにある【環境変数(N)...】をクリックします。
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【システム環境変数】にある【Path】を選択し、【編集】をクリックします。
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【新規(N)】をクリックし下記のパスを追加します。
【C:\Program Files\PostgreSQL\14ka\bin】
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これで環境変数の設定は完了になります。



再度同様にバージョン確認を行ってみます。

>psql --version
psql (PostgreSQL) 14.1

とバージョンが確認出来ました。


5.接続する

接続するには下記のコマンドを実行します。

psql -h ホスト名 -p ポート番号 -U ユーザー名 -d データベース名


■ホスト名■
ホスト名または IP アドレスを指定します。
何も設定しない場合はlocalhostになります。


■ポート番号■
接続するポート番号を指定します。
何も設定しない場合は5432になります。


■ユーザー名■
接続するユーザー名を指定します。
何も設定しない場合はWindowsのユーザー名になります。


■データベース名■
接続するデータベース名を指定します。
何も設定しない場合はWindowsのユーザー名になります。


実際に接続してみます。

>psql -U postgres
ユーザー postgres のパスワード:
psql (14.1)
"help"でヘルプを表示します。

postgres=#

といった感じで接続出来ました。
今回はほぼデフォルト設定だったので
ユーザー名のみ指定で接続してみました。

切断する場合は下記のとおりです。

postgres=# \q