1.概要
テスト環境から本番環境へ移行する場合
DBもそのまま移行したい状況もあるかと思います。
テスト環境を別なマシンに移行したいという場合もしかりです。
そんなときはDBの機能を使って簡単に行うことが可能です。
今回はその手順について記載したいと思います。
2.バックアップファイルの作成
【mysqldump】コマンドを使って引っ越し元のDBのバックアップファイルを作成します。
データベースの名前は【test_db】です。
これを【test.sql】というファイル名でエクスポートします。
>mysqldump -u root -p test_db > test.sql Enter password: ********
コマンドを実行すると、パスワードを求められます。
DBに接続しているユーザーを【root】としていますので
これのパスワードを入力します。
入力に問題がなければ【test.sql】というファイルが出力されます。
3.引っ越し先の環境設定
引っ越し先のマシンにも【MySQL】をインストールしておきます。
ダウンロードは下記URLから
dev.mysql.com
インストールが完了したら下記手順でコマンドを実行していきます。
①【test_db】を作成する。
引っ越し先のDBを作成します。
>CREATE DATABASE test_db;
②ユーザーの作成
DBにアクセスするユーザーを作成します。
> CREATE USER testuser@localhost IDENTIFIED BY 'hogehoge';
③権限
作成したユーザーに対して、DBへのアクセス権限を付与します。
> GRANT ALL ON test_db.* to testuser@localhost;
④データの引っ越し
ここで引っ越しのコマンドを実行します。
>mysql -u root -p test_db < test.sql Enter password: ********
ここまで問題がなければ引っ越しは完了になります。