中堅プログラマーの備忘録

忘れっぽくなってきたので備忘録として・・・

VirtualBoxにインストールしたCentOSのネットワーク(NAT)を設定する

1.概要

前回、VirtualBoxにCentOS7のインストールを行いました。

www.chuken-engineer.com


次にやることといえばネットワーク設定になると思います。
ですので今回はこのネットワーク設定を行っていきます。
設定についてですがとりあえず外部から見えないようにしたいので
【NAT】で設定し、外部へは接続可能な状態にしたいと思います。
更にホストマシンからSSH接続可能な設定を行います。

ゆくゆくは【ブリッジアダプタ】で設定したいのですがそれは先の話としておきます。

2.CentOS側の確認

まずはCentOSのネットワーク状態を確認してみます。
rootでログインし下記のコマンドを実行します。

[root@localhost ~] ip a

結果は下図の状態になっていました。
f:id:tsu--kun:20191015183129p:plain


ネットワークインターフェース名【enp0s3】が動作していないことがわかります。
これを動作させるように設定してきます。

まずはデバイスの状態を確認するために下記のコマンドを実行します。

[root@localhost ~] nmcli device

すると【enp0s3】が【disconnected】になってるのが確認出来ました。
f:id:tsu--kun:20191015183141p:plain


ちょっと状態がわからないので設定ファイルの中身を見てみます。
設定ファイルは
【/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-enp03s】
にあります。

中身は下図のとおりとなっていました。
f:id:tsu--kun:20191015183152p:plain


この中にある

ONBOOT=no
    ⇓
ONBOOT=yes

に変更しリブートを行います。

再度【ip a】コマンドを送り、状態の確認と
【8.8.8.8】にpingを送って外部との通信が出来ていることも合わせて確認します。
f:id:tsu--kun:20191015183241p:plain


次にfirwallの確認を行います。
f:id:tsu--kun:20191015183324p:plain


SSHが通るように設定されていますので、これに関しては特に問題はありません。

3.VirtualBoxの設定

ここで必要な設定はポートフォワーディング設定になります。

【VirtualBoxマネージャー】の【設定】をクリックし
【ネットワーク】にある【高度】の部分を展開し
【ポートフォワーディング】をクリックします。
f:id:tsu--kun:20191015183336p:plain


【ポートフォワーディングルール】というウィンドウが開くので
下図のとおり設定しました。
f:id:tsu--kun:20191015183354p:plain

4.SSH接続する

では【Tera Term】を使って接続してみます。
下図のとおり設定し【OK】をクリックします。
f:id:tsu--kun:20191015183404p:plain


認証画面が表示されるとSSH接続が出来たことになります。
【User name】と【Passphrase】を入力【OK】をクリックします。
f:id:tsu--kun:20191015183414p:plain


下図のとおり表示されれば完了となります。
f:id:tsu--kun:20191015183422p:plain